僕が初めてデビット・シュノイヤーの絵に出会ったのは今から２５年程前、まだ絵画や版画の販売をする会社に勤めていた２０代の頃でした。

福岡の西通りにあった喫茶店へ友達に誘われて入った時のことです。

ちょっとアンティークな内装で薄い茶系の塗り壁にデビット・シュノイヤーの 「レストラン・２」 というシルクスクリーンの版画が掛かっていました。

どことなくけだるそうな、ノスタルジックなデビット・シュノイヤーのシルクスクリーンの版画はその店を居心地の良い、ゆったりとした空間に満たしていました。

僕はそれ以来ずっとデビット・シュノイヤーの絵画や版画が好きです。

２５年間、デビット・シュノイヤーの色々な絵画や版画を販売してきましたが、どの絵にも一貫してあの時の雰囲気が漂っています。

ピカソやアンディー・ウォーホールのように決して歴史的な画家だと評価されなくてもデビット・シュノイヤーの絵画や版画だけが持つ独特の雰囲気やにおいの様なものは決して他の画家にはありません。

デビット・シュノイヤーが亡くなって２０年以上の月日が経過し、近頃のオークションや交換会ではめったにデビット・シュノイヤーの絵画や版画が出品される事はありません。

でも決してあきらめずにデビット・シュノイヤーの絵画や版画をご紹介し販売し続けていこうと思っています。