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ジャン・フランソワ・ミレー
落穂拾い
絵のサイズ・W35,5cm×H29,5cm
銅版画
購入済
ジャン・フランソワ・ミレー プロフィール
1814年 | ノルマンディ地方、グリュシーの裕福な農家に生まれる。
父はグレヴィル教会合唱指揮者も行い粘土や木で彫刻をつくる趣味もあった。 ミレー自身は幼少時から聖書、聖人伝、宗教哲学書を愛読していた。 |
1833年 | シェルブールの肖像画家・ムシュルに絵画を学ぶ。
父の死でいったんは画家となることをあきらめるが、祖母のすすめでラングロワに絵画を学ぶ。 |
1837年 | ラングロワの推薦によりシェルブール市の奨学金を得てパリへ行きエコール・デ・ボザールのポール・ドラロシュのアトリエに入門し油絵の絵画を学ぶ。。 |
1839年 | 研究科修了後、第1回日独文化交換学生に選ばれ、ベルリン大学哲学科に留学、美術史を学ぶ。 |
1840年 | 友人の父を描いた油絵の絵画・『ルフラン氏の肖像』がサロンに初入選する。
帰省し、地元の人々の肖像画を描いて生活する。 |
1841年 | ポリーヌ・オノと結婚する。
それを機にパリに出るが絵は売れない。 |
1844年 | サロン出品のパステル画の絵画が好評を得る。
妻が結核で死去し、帰省する |
1845年 | カトリーヌ・ルメールと駆け落ち同然でパリで生活を始める。
以後9人の子供をもうける。 |
1848年 | 無鑑査のサロンに出品した油絵の絵画「箕をふるう人」が二月革命政権の内務大臣に買い上げられ、政府注文も受ける。
6月暴動では政府側につき、その惨劇を目の当たりにする。 |
1849年 | 流行のコレラを避けてバビルゾンに疎開し、ルソーと再会する。 |
1850年 | サロンに油絵の絵画「種をまく人」を出品する。 |
1853年 | 油絵の絵画「刈り入れ人たちの食事」がサロンで二等賞になる。
以後サロン出品が無鑑査となる。 カトリーヌと正式に結婚する。 |
1854年 | 油絵の絵画も売れ出して一時的に帰省する。 |
1855年 | パリ万博に油絵の絵画「接ぎ木する人」を出品し好評を得る。 |
1856年 | 銅版画の作品を制作する。 |
1857年 | サロンに油絵の絵画「落ち穂拾い」を出品するが、卑しいものを描く画家、貧困を誇張するといった不評、批難と擁護、絶賛の両極端の評価となる。 |
1859年 | 依頼により油絵の絵画「晩鐘」を制作する。
依頼主のアメリカ人が引き取らず、他に売却される。 画商のステヴァンとの3年契約で金銭的な貧困から抜け出す。 |
1862年 | パリ公会堂での美術家連合サークル展に油絵の絵画「井戸から戻る女」を出品し評判となる |
1864年 | 油絵の絵画「羊飼いの少女」がサロンで一等賞を受賞する。
ルソーらと浮世絵収集も始める。 |
1865年 | コレクターのガヴェの注文にともないパステル画の絵画を数多く制作する。 |
1867年 | パリ万博で油絵の絵画の回顧展が開催され名声を獲得する。 |
1868年 | レジオン・ドヌール勲章を受章する。 |
1870年 | 既に米国に油絵の絵画の収集家がおりデュラン=リュエルが主要画商となる。
サロンの審査員になる。 普仏戦争にともないシェルブールに疎開する。 |
1875年 | バビルゾンにて死去。
友人ルソーと墓地を隣にして埋葬される。 |
★コメント
ジャン・フランソワ・ミレーの銅版画「落穂拾い」は、1855年に制作された銅版画です。
ジャン・フランソワ・ミレーの落穂拾いと言えば、現在、パリのオルセー美術館にある油絵の絵画をイメージしますが、この油絵は1857年、つまりこの銅版画の「落穂拾い」の二年後に描かれた作品です。
たぶんこの銅版画の「落穂拾い」を元にして、油絵の絵画「落穂拾い」が描かれたものと推測されます。
この当時、制作された銅版画は版を廃棄する習慣がまだなかったため、銅版画の版自体を売買したりしていました。
この銅版画「落穂拾い」は、ジャン・フランソワ・ミレーが刷ったものが第一ステートで、それが転売されて刷られたものが第二ステートと言い、第三、第四ステートまであります。
この銅版画「落穂拾い」は、山梨県立美術館に第一、第二ステートがコレクションされています。
ジャン・フランソワ・ミレーは生涯に銅版画20点、石版画(リトグラフ)6点、ガラスステロ版画2点、木版画6点のトータル34点の版画を制作していて、その中でも特に貴重な版画作品の一つが、この銅版画「落穂拾い」です。
ジャン・フランソワ・ミレーの銅版画「落穂拾い」をご購入されたお客様は、ジャン・フランソワ・ミレーの絵画や版画に限らず、ご自分の感性で素晴らしいと思える絵画や版画をコレクションされている方で、アートギャラリーモトカワのオープン当時からお付き合いさせていただいているお客様です。
この銅版画「落穂拾い」が入荷したことを電話でご連絡すると、週末にはご夫妻でご来店していただき、銅版画作品を見るなりすぐにご購入されました。
お二人で「今日は良い買い物をしたね!」と言われて楽しそうに帰って行かれました。
ジャン・フランソワ・ミレーの銅版画「落穂拾い」をご購入いただき誠にありがとうございました。